◆アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2007 大会レポート(2007.12.2)
2007年12月2日(日)、東京の蒲田にある「大田区民ホールアプリコ」にて、「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2007」が開催されました。
今年の3大トーナメントの覇者に、昨年度の日本王者を加えた16名が集結。4代目日本王者の座をかけて争いました。
その熱い戦いの模様をお伝えしたいと思います。
今回の「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2007」では、まずSaga3スタイルとスタンダードスタイルで、それぞれスイスドロー3回戦を行い、上位4名を決定。
この4名が王者を決定する決勝トーナメントへ進みます。

まず先に行われたのはSaga3スタイルのスイスドロー。どのようなデッキで皆さんが挑むかに注目が集まります。
フタを開けてみると16名のうち半分近くがイレイザー中心のデッキ。その後をダークロア中心のデッキ、WIZ-DOM中心のデッキと続きます。
Saga3スタイルのスイスドロー3回戦を終え、この時点でトップに立ったのはどちらもWIZ−DOM中心のデッキを使った「てふじ」さんと「あっとけい」さん。
大半を占めるイレイザーを打ち負かし、見事3勝をあげます。

続いて行われたのはスタンダードスタイル。
「ダークロア」の強力なパーマネント「ストームブリンガー」を利用したデッキが多くなると予想していましたが、最も多かったのは極星帝国が中心のデッキ。
特にダメージを貯めながらプロジェクトカード「死霊」で焼き払うデッキが多く見られました。
それに「ストームブリンガー」を入れた阿羅耶識中心のデッキやダークロア中心のデッキが続きます。
対戦の結果スタンダードスタイルでは、「ヒデ(スナフキン)」さんが阿羅耶識とダークロアで構成されたデッキで、見事3勝しました。

予選大会は大混戦。Saga3とスタンダード両方の試合が終わり、結果集計を固唾を飲んで見守ります。
そして上位4名が発表!予選通過1位は4勝1敗1分で「えるます」さんに。多くのプレイヤーが並んだ4勝2敗ラインから、両スタイル安定した成績を残した「ミッシェル・ゆん葵・コラーディ」さんが2位で通過。
Saga3スタイルで全勝した「あっとけい」さん、スタンダードスタイルで全勝した「ヒデ(スナフキン)」さんが3位、4位と続き、決勝トーナメントへ進出しました。
そして始まる決勝トーナメント。対戦の様子を映すモニターの前には多くのプレイヤーが囲み、観戦します。
決勝トーナメントは3本制2本先取。Saga3・スタンダードの順に試合が行われ、予選大会の通過順位の高いプレイヤーが3本目を選択できます。
予選大会と決勝トーナメントではデッキの変更が可能。予選の様子を見て、決勝トーナメント参加者もデッキを変更してきました。
準決勝を勝ち進んだのは「えるます」さんと「あっとけい」さん。
過去初代、二代目と連覇を果たした元日本王者「えるます」さんと、2週間前に開催された「アクエリアンエイジ戦国トーナメント2007西日本決勝大会」で優勝し、勢いに乗る「あっとけい」さんの対決。
観客も観戦に思わず力が入ります。
まずはSaga3スタイルの対戦。
先手を取ったのは「えるます」さん。しかし初手にかなり苦しめられます。
一方の「あっとけい」さんの滑り出しは好調。後攻4ターン目に「ナースウィッチ」をブレイクし、エフェクトを起動。手札に戻ってきた「サイレントウィッチ“ジリアン・マキャフリー”」をブレイクし、次のターンからの攻撃体勢に入ります。
ここで「えるます」さんは、むかえた先攻5ターン目に「パニッシュメントII」を使用宣言。
流れを変えかねない大型プロジェクトカードに、「あっとけい」さんは「十字祓」を使用し、捨て札しようとします。
ここはなんとしても通したい「えるます」さん。手札に持っていたファストカード「新月」を、手札を3枚捨てることでファクターとコストを減らして使用宣言。
通るかと思いきや、「あっとけい」さんが「パニッシュメントII」にファストカード「中臣祓」を使用し、これを捨て札。
大型艦隊の砲撃は、阿羅耶識の結界の前に防がれてしまいます。
返しのターンから、「サイレントウィッチ“ジリアン・マキャフリー”」のアタックが開始!じわじわと「えるます」さんを追い詰めます。
更に後攻7ターン目、「あっとけい」さんは「スペルリーダー“マギナ・マグス”」をブレイク。
そしてイレイザーのキャラクターの耐久力を下げるファストカード「アンラック」を使用。カードが捨て札になったあと、さらに「スペルリーダー“マギナ・マグス”」のエフェクトを使用し捨て札置き場からカードを回収し、「サイレントウィッチ“ジリアン・マキャフリー”」のアビリティの効果を受けないシールドのスキルを持っているキャラクターを捨て札します。
「あっとけい」さんは「サイレントウィッチ“ジリアン・マキャフリー”」の攻撃を防げない状況に相手を追い込みながら一気にアタック!
結果、一本目を「あっとけい」さんが先取します。

続く2本目はスタンダードスタイル。
先ほどは一転し「えるます」さんが好調。逆に「あっとけい」さんが苦しめられます。
相手のデッキを警戒してか、「えるます」さんはプロジェクトカード「コキュートス」を使用し、全てのキャラクターの精神力を下げ、パワーカードを捨て札させます。
5ターン目には「イースター」を使用し、大型ブレイクを場に登場させようとします。
「あっとけい」さんはこれを「十字祓」でカウンターしますが、「えるます」さんは続いて「コキュートス」を使用。精神力を下げた後「デスルーン」を使用し、相手の場のキャラクターを壊滅させます。
続く6ターン目から猛攻を開始!さらに「黒の大魔導師“ステラ・ブラヴァツキ”」をブレイクし、追い討ちを掛けます。
ダメージが徐々にたまり7ターン目に10点に。
2本目を「えるます」さんが奪い返します。

1対1で迎えた3本目。予選大会の通過順位の高い「えるます」さんがスタンダードを選択していたため、スタンダードで行われました。
出だしはどちらもまずまず。しかし一つ動きはじめると一気に流れを引き寄せかねない状況。
相手の優位に立ちたいところ、先に動いたのは「えるます」さんでした。
「黒の大魔導師“ステラ・ブラヴァツキ”」をブレイクし、更にプロジェクトカード「コキュートス」を使用。相手の場のパワーカードを捨てさせた後、ファストカード「エクソシズム」を自身で「コキュートス」に打ち、捨て札させます。
更に「えるます」さんは続くターンでも「ナースウィッチ」のエフェクトを使用し、ブレイクカードがダークロアのプロジェクトカードの効果を受けないようにしてから「コキュートス」を使用。精神力が下がったところに「デスルーン」を打ち込み、相手の場に大打撃を与えます。
先攻6ターン目、「えるます」さんは場に残ったブレイクされているキャラクター達で一気にアタック!
「あっとけい」さんはダメージがかなりたまり、苦しい状況に追い込まれます。
この状況を打開するべく後攻6ターン目、「あっとけい」さんは「陰陽博士“土御門 紗綾”」をブレイク宣言。
流れを変えかねないブレイクカードに、「えるます」さんは「黒の大魔導師“ステラ・ブラヴァツキ”」のエフェクトで応戦。「陰陽博士“土御門 紗綾”」を捨て札にします。
しかし後攻7ターン目、「あっとけい」さんの場に「巫女“熱田 静”」が登場。
精神攻撃を防ぐブレイクカードの登場に、「えるます」さんの勢いが止まります。
残りデッキが少ない状態で、両者の場が膠着。場の優位を得るため、両者真剣な表情で展開を進めます。
しかしここでタイムアウト!与ダメージの合計点に持ち込まれ、3本目中盤に攻撃をしかけ、ダメージを多く与えていた「えるます」さんが勝利!
見事、「えるます」さんが4代目日本王者に輝きました!おめでとうございます!  



サイドイベントの「アクエリランブル」にも大勢のプレイヤーが集合!その数なんと約150名!
「遺伝子の力」発売後ということもあり、かなり盛り上がっていました。
また、最後にはお楽しみ抽選会も開催!湧き上がる歓声と共に「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2007」は終了いたしました。

次回は「第4回アクエリ温泉合宿」!熱い温泉合宿の様子をレポートしていきますので、是非チェックしてくださいね!

チャンピオンカーニバル2007 上位者デッキレシピ
優勝
えるます Saga3スタイルレシピ スタンダードスタイルレシピ
準優勝 あっとけい Saga3スタイルレシピ スタンダードスタイルレシピ
第三位 ヒデ(スナフキン) Saga3スタイルレシピ スタンダードスタイルレシピ
第四位 ミッシェル・ゆん葵
・コラーディ
Saga3スタイルレシピ スタンダードスタイルレシピ



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