2010年10月24日(日)、愛知県名古屋市内にある「シャトル栄」にて、「アクエリ祭り」が開催されました。
「アクエリ祭り」最後の地区ということもあり、大勢のマインドブレイカーがここ名古屋に集合。
早速当日行われたイベントの模様をお伝えして参ります。
まず最初に行われたのは「アクエリアンブロックトーナメント2010当日予選」。
これがブロックトーナメント決勝大会への最後のチケットということもあり、皆さん真剣な表情で挑みます。
当日予選大会では「E.G.O.」、「ダークロア」、「極星帝国」の3つの勢力が多くみられました。
予選大会は3回戦で行われ、2名が予選を通過。
決勝大会への出場権を獲得します。
続いて開始したのは「アクエリアンチャンピオンカーニバル2010」の出場権が手に入る
「アクエリアンブロックトーナメント2010決勝大会」。
前日に行われた近畿から一転、参加者のデッキはかなりばらけました。
一番多かったのは前日同様「ダークロア」中心のデッキ。
足回りやタイプは異なるものの、アビリティで相手の場に干渉する「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」をメインに据えたデッキが人気です。
また、九州・沖縄ブロックで優勝者が使用していた「真珠の人魚姫“メディア”」とファストカード「アシッドクラウド」のコンボデッキを用いる人も多くみられました。
次いで多かったのがE.G.O.デッキ。
全体として「悪夢の騎士」や「アイスウォール」などといったスキルを無効化するカードの使用率が上がり、デュアルのスキルを駆使する「“ミコト”」デッキよりも、「デジタルフュージョン」を組み合わせた「“小石川 愛美”」、「タイムジャンパー“千頭 さとり”」などを使用したタレントアイコンデッキが多いようです。
阿羅耶識、WIZ-DOM、極星帝国、イレイザーのデッキも他地区より多くみられ、参加者もどんなデッキと当たるかかなりわからない状況です。
大会はスイスドロー4回戦で行われました。
3回戦終了時点での全勝者は3名。
「ジルファ」さんはダークロア中心のデッキ。「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」で相手を制圧し、一気に攻め込みます。
中国・四国ブロックで優勝した「mei.A」さんは阿羅耶識デッキを使用。ファクターの数に応じて相手の攻撃を封じ込める「万里の長城」と「水鏡の巫女“水樹 鏡花”」を中心に構成されています。
「春紫苑」さんは「真珠の人魚姫“メディア”」と「アシッドクラウド」のコンボデッキ。
さらに「アヴァターラ“マッツィヤ”」で予め妨害されそうなカードを封じ込めます。
さらにそれを2勝1分の「新堂紘」さんが追いかけます。
「新堂紘」さんは極星帝国中心のデッキ。「カースリチュアル」と「血盟」のコンボで、相手のデッキを直接狙います。
対戦は「ジルファ」さん対「mei.A」さん、「春紫苑」さん対「新堂紘」さんの対戦となりました。
先に決着のついたのは「ジルファ」さん対「mei.A」さんの対戦です。
勢力相性的にはダークロアデッキの「ジルファ」さんに分がある試合。
しかし「mei.A」さんは早い段階で「現巫女“厳島 美鈴”」のブレイクに成功!
更に「折り紙」などで相手のキャラクターのエフェクトでコストを戻す効果を封じ込め、「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」が場に出ることを食い止めます。
「ジルファ」さんの場にも少しずつ強力なブレイクカードが登場しますが、ブレイクカードやキャラクター、パーマネントカード「忍者装束」などでファクターを増やし、「万里の長城」を支配キャラクターにセット。「ジルファ」さんの場の支配キャラクターでは通常の攻撃力ではアタック宣言自体行うことができず、攻め込むことができません。
ゲーム中盤、「ジルファ」さんは「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」をブレイク。アビリティで「現巫女“厳島 美鈴”」の捨て札に成功します。
しかしこのままでは相手の場に攻め込むことができない状況「ジルファ」さんはさらに「エリスの黄金林檎」を使用宣言!ですが、「現巫女“厳島 美鈴”」が捨て札となった「mei.A」の場にはネームレベルのキャラクターは1体のみ。指定できるプレイヤーは「ジルファ」さん自身となります。
焦りも出たのか痛恨のプレイミス。「ジルファ」さんのネームレベルのキャラクターは、パワーカードを捨て札され勢力エリアに移動してしまいます。
「ジルファ」さんは何とか「ベルゼバブの渇望」で「万里の長城」の壁を越えて攻め込みたいところですが、「mei.A」さんは「仙人“葛洪”」をブレイクし、能力で相手のキャラクターを封じ込めるカードを手札に加えている状況。壁を超えることはできません。
結果、ドローアウトの末「mei.A」さんが勝利。2番卓の結果を待ちます。
対する「春紫苑」さん対「新堂紘」さんの対戦。
比較的軽いファクターでコンボを発動できる「春紫苑」さんのデッキ。しかし、コンボを発動するにはマーメイドアイコンのカードとキーカード「アシッドクラウド」が必要となります。
しかし「新堂紘」さんは「アイスウォール」や「皇帝の威光」などを手札に握り、エフェクトコストを戻すことのできるキャラクターのエフェクトや、「アシッドクラウド」をけん制します。
「春紫苑」さんも「新堂紘」さんのターンの勢力フェイズ中に「真珠の人魚姫“メディア”」のエフェクトを発動し、「アシッドクラウド」で相手のキャラクターを捨て札しようとしますが、「アイスウォール」でこれを阻まれてしまいます。
この隙をついて「新堂紘」さんは「カースリチュアル」を使用宣言。「トルネード・ライダー“ウィンディ・ゼファー”」を捨て札し、相手の「真珠の人魚姫“メディア”」を狙います。
スキルも全て無効化されているため、「真珠の人魚姫“メディア”」は捨て札に。
コンボを発動させません。
苦しい展開ですが「春紫苑」さんは再度「真珠の人魚姫“メディア”」をブレイク。更に「アヴァターラ“マッツィヤ”」をブレイクし、相手の妨害カードを封じ込めようとします。
両者のデッキ残り枚数も少なくなってきたゲーム終盤。「春紫苑」さんは「アヴァターラ“マッツィヤ”」で相手のファストカードを警戒します。
ですが、「新堂紘」さんは再度「カース・リチュアル」を「マジカルウォリアー」を捨て札し、「春紫苑」さんのデッキを狙います。更にレスポンスで「血盟」を使用宣言。5点のダメージが「春紫苑」さんを襲います。ダメージ置き場は10枚に達しなかったものの、残りデッキはわずか。「マーメイド・クィーン“アフロディーテ”」の能力でドロー+1のスキルも多く、続くドローフェイズでカードを引ききることができません。
結果、お二人の対戦は「新堂紘」さんが勝利を獲得します。
この時点で全勝者は1名となったため全試合終了。
唯一の全勝者となった「mei.A」さんが優勝となりました!
しかし、既に「mei.A」さんは中国・四国ブロックで「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010」への出場権を獲得済み。権利が準優勝者に繰り下がります。
準優勝には最終戦で死闘を繰り広げた「新堂紘」さんが3勝1分で入賞。「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010」への出場権を手に入れました。おめでとうございます!
また、開場後から行われた「初心者向け体験会」や「アクエリ道場」には、多くの方にお越しいただきました。
体験会ツアーなどや構築済みデッキからなど、最近始めたばかりという方も遊びに来て下さり、道場主と一緒に楽しくアクエリをプレイしていました。
「アクエリアンパーティー」にも大勢の方が参加!
新弾の「冥約の少女」の発売から約2週間、新弾のカードを中心に構成したデッキを使用している方も非常に多く、皆さんそれぞれアクエリを楽しんでいたようです。
イベントの最後は恒例の閉会式。
外はあいにくの雨模様ですが、「アクエリアンブロックトーナメント2010決勝大会」表彰式やお楽しみ抽選会が行われ、熱気に包まれる中「アクエリ祭り」が終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、誠に有難うございました!!
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