2011年1月29日(土)から30日(日)にかけて、
「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010」が行われました。
「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル」は、アクエリアンエイジの年間王者を決定する最高峰の大会。
今回は前年度日本王者の「ノーム」さんがご都合により参加が難しくなり、残念ながら辞退されました。
この為、2010年度の3大トーナメントの上位入賞者15名で戦いはスタート。
日本王者の座を競って争います。
アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010本戦
本戦はスタンダードスタイルとエクストリームスタイルのスイスドロー戦。
最初にスタンダードスタイルのスイスドロー戦を、次にエクストリームスタイルのスイスドロー戦を行い、両スイスドロー戦の結果を合わせ、決勝トーナメントへ進出する4名を決定いたします。
大会では、両スタイル通して同じカードは4枚までしか使用できない為、皆さんチョイスするデッキはかなり頭を悩ませた模様。
スタンダードスタイルで最多となったのはダークロアのデッキ。
「ゴシックヴァンパイア“レイチェル・ルォノヴァーラ”」や「雪女“雪乃”」、多段ブレイクの「“宿利原 ぽち”」などのネームレベルを用い、「茨の枷」や「ベルゼバブの渇望」、「エリスの黄金林檎」などといったファストカード・プロジェクトカードで相手よりも優位に立つデッキがかなりみられました。
次点はE.G.O.のデッキ。
補給線の要に「斎木インダストリー代表取締役社長“斎木 麗名”」を採用しつつ、多段ブレイクの「“ミコト”」や「“小石川 愛美”」、「正義のヒロイン“ジャスティスv(はーと)ハート”」といったタレントアイコンを中心にしたデッキが多くみられました。
スタンダードスタイルの4回戦終了時点では、4戦全て全勝している「いぬも」さんがトップに。
小休止の後、続いてエクストリームスタイルの4回戦が行われました。
こちらで最も多かったのは阿羅耶識デッキ。
霊能者アイコンのネームレベルを中心に組まれたデッキが多く、ファストカードやプロジェクトカードのカウンターや相手の行動を制限するカードがよくみられました。
次いで多かったのはイレイザーデッキ。
イレイザーアイコンの天使デッキが多く、「人造天使実験体“code-301655723”」で「死天使“ザラキエル”」や「ライトニングエンジェル“天音 ァイ”」など強力なイレイザーアイコンのネームレベルブレイクを登場させるコンボを用いていました。
3番手は極星帝国。
昨年行われた「アクエリアンサバイバルトーナメント16」でも多かった、「冥約の少女」に収録された「魔神転生“天草四郎時貞”」や「伏龍“諸葛孔明”」、「九柱神“ネフティス”」といったネームレベルが皆さんのデッキに入っていたようです。
かなりの混戦となりましたが、エクストリームスタイルでは「くうふく」さんが4戦全勝となります。
8戦全て終了し、2スタイルの結果をあわせて、決勝トーナメント進出者が決定!
「くうふく」さん、「いぬも」さん、「星月ノノノ」さん、「F.T」さんの4名が2日目に行われるトーナメントに挑みます。
アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010決勝トーナメント
2日目は3本制2本先取のトーナメント形式。
本戦と決勝トーナメントでのデッキ変更が可能なので、ある人は本戦からデッキを変えずに挑み、ある人は本戦のデッキをチューンナップし、またある人は完全にトーナメント用に用意したデッキを用いて…と、それぞれが最善だと思うデッキを選び挑みます。
決勝トーナメント 準決勝
準決勝は本選1位通過の「くうふく」さんと4位通過の「F.T」さん、2位通過の「いぬも」さんと3位通過の「星月ノノノ」さんの対戦となります。
「くうふく」さんと「F.T」さんの対戦は、初戦WIZ-DOMデッキを用いた「くうふく」さんが序盤からダークロアデッキの「F.T」さんの展開を妨害し、支配エリアのキャラクター数が大きく開き優位に。1本目を先取するとその勢いで2本目も展開。2本目のイレイザーデッキでは「死天使“ザラキエル”」や「雷鳴の歌姫“ライカ”」といったネームレベルブレイクで相手のキャラクターを捨て札し、相手に行動をさせる隙を与えません。
2本を先取して「くうふく」さんが決勝へ駒を進めます。
一方「いぬも」さんと「星月ノノノ」さんの対決は、1本目をメイン勢力のキャラクターをなかなか展開できない「いぬも」さんに対し、順調に展開し有利に立ちまわった「星月ノノノ」さんが先取。
続く2本目、両者の場にネームレベルのブレイクカードが場に出るものの、中盤はこう着状態。
残りデッキが少なくなった頃、ダメージ置き場が9枚となりアビリティで能力値が上昇し、ブレイクスルーとペネトレイトのスキルを持つ「九柱神“ネフティス”」でアタック宣言。これを「星月ノノノ」さんは「四神朱雀の巫女“大鳥 桜子”」が持つシンクロのスキルで、2体でガード宣言します。「いぬも」さんは「伏龍“諸葛孔明”」のエフェクトで「九柱神“ネフティス”」を守ろうとしますが、これを「星月ノノノ」さんが「折り紙」でエフェクトを無効化し、捨て札に。ペネトレイトの貫通ダメージもおしくも届かず、2本目も「星月ノノノ」さんが勝利し、決勝に立ちます。
決勝トーナメント 決勝戦1本目
そして決勝戦。勝利者が日本王者となる緊迫の試合です。
1本目はスタンダードスタイル。
先手は「星月ノノノ」さん、後手は「くうふく」さんとなりました。
出だしの3ターンは両者動きださずに相手の様子を伺います。
両者互いに相手の動きを警戒する中、「くうふく」さんは「予知エルフ」をセットし、相手をけん制します。
しかし先に動いたのは「星月ノノノ」さんでした。
「斎木インダストリー代表取締役社長“斎木 麗名”」をセットし、補給を確保しながらアビリティで「キネティックシュート」を手札に。コストが1上昇していますが、返しのターンの勢力フェイズ中に「キネティックシュート」を「くうふく」さんの場の支配キャラクターに使用宣言。
「くうふく」さんはファクターが削られ、思うように動けません。
ファクターを削りながら「星月ノノノ」さんは「“小石川 愛美”」をブレイク。
一気に二段目まで駆け上がり優位な状況に。
なんとか展開をしたい「くうふく」さんですが、ファクターを削られて苦戦を強いられます。
「くうふく」さんが苦しむ中、「星月ノノノ」さんは自分のターンのメインフェイズで猛アタック!
これを止めることができずにダメージが10点に。
1本目を「星月ノノノ」さんが制します。
決勝トーナメント 決勝戦2本目
続く2本目はエクストリームスタイル。
「くうふく」さんが先手を取りスタートします。
しかし出だしで苦戦する「くうふく」さん、メインファクターのイレイザーがなかなか展開できません。
一方の「星月ノノノ」さんは順調な滑り出し。
2ターン目には「四神青龍の巫女“竜ヶ崎 藍”」をブレイクし、体制を整えます。
更に次のターンで「星月ノノノ」さんは「四神青龍の巫女“竜ヶ崎 藍”」で一気にアタック!
支配キャラクターを減らしたくない「くうふく」さんは自身でダメージを受けますが、ダメージ置き場は8点に。これを好機とみて「星月ノノノ」さんは「四神青龍の巫女“竜ヶ崎 藍”」で攻め込みます。
これ以上は苦しい「くうふく」さん。
支配キャラクターでガード宣言し、ファストタイミングで「アネラ」をブレイク。
相討ちに持ち込みます。
この隙になんとか体制を立て直したい「くうふく」さん。
ですが「星月ノノノ」さんは4ターン目に「帥巫女“弓削 遙”」をブレイク。
ブレイクしていないキャラクターで「くうふく」さんの場のキャラクターを減らした後、アビリティでプレイヤーを直接狙うべく、パワーカードをセットしてターンを終えます。
ダメージも9点まで置かれ、追い詰められた「くうふく」さん。
「くうふく」さんは起死回生を図り「人造天使実験体“code-301655723”」をブレイク。アビリティの効果で「人造天使実験体“code-301655723”」を捨て札し、「死天使“ザラキエル”」をセット。効果で「帥巫女“弓削 遙”」を捨て札し、間一髪凌ぎます。
「帥巫女“弓削 遙”」が落とされ、アタッカーを失った「星月ノノノ」さんは、今度は「和巫女“伊雑 あざか”」をブレイク。
超大型の登場に、「くうふく」さんは再度追い詰められます。
「くうふく」さんは再度「人造天使実験体“code-301655723”」をブレイクし、アビリティから「ライトニングエンジェル“天音 ァイ”」をセット。
イニシアチブのスキルを持つ超大型で、「星月ノノノ」さんの攻撃に備えます。
一方の「星月ノノノ」さんは再度「帥巫女“弓削 遙”」をブレイク。「くうふく」さんはレスポンスで「ライトニングエンジェル“天音 ァイ”」のエフェクトでブレイク先のキャラクターを捨て札しようとしますが、「星月ノノノ」さんもレスポンスし「護巫女“厳島 美鈴”」をファストタイミングでセット!
アビリティで阿羅耶識のキャラクターの耐久力が上昇し、「ライトニングエンジェル“天音 ァイ”」のエフェクトは効果なく、「帥巫女“弓削 遙”」に成功。
そのまま「帥巫女“弓削 遙”」でアタック宣言します。
「くうふく」さんはこれを「ライトニングエンジェル“天音 ァイ”」でガード宣言。
相討ちにもっていこうとしますが、ここで「星月ノノノ」さんは「折り紙」を使用宣言。
2つ目効果により「帥巫女“弓削 遙”」はバトルによるダメージを受けず、「ライトニングエンジェル“天音 ァイ”」だけがダメージ置き場に置かれます。
再度ダメージ置き場が9点となった「くうふく」さん。
自ターンに入り「増援部隊指揮官“ゾフィエル”」をパワーカードが2枚セットされたキャラにブレイク。アビリティの効果により2枚カードを手札に加えることができますが、残りデッキを見て苦しい表情。
かなり悩んだ後、「アクティブステルスシステム」と「エンジェリック・ウイング」を手札に。
さらに「アクティブステルスシステム」を「増援部隊指揮官“ゾフィエル”」にセット。
エフェクトで付与されるステルスのスキルで相手のデッキを直接狙うことで、起死回生を図ります。
「星月ノノノ」さんはこれを「帥巫女“弓削 遙”」でガード宣言。
アビリティによるダメージが「くうふく」さんに襲い掛かります。
これをかわせれば、とダメージ判定に注目が集まる中、1枚ずつダメージ判定。
しかしながらここでダメージ置き場に1点カードが置かれ、ゲーム終了。
2本先取した「星月ノノノ」さんが勝利をおさめ、日本王者の座を勝ち取りました。
おめでとうございます!
アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル2010日本王者&上位入賞者の方々
おめでとうございます!
※レポートの内容に一部誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。 |