レミリア・スウェーデンボルグ
「自分自身の半身を失って、どうして生きていけるというの?

レミリア・スウェーデンボルグ

 セラフィエル襲来のとき、双子の妹フォルナとともに、戦闘魔術師部隊の一員として樹海周辺にいた。セラフィエルを封じ込めるために、地水火風の四魔道師が出撃しており、この4人のそばに敵を近づけさせないことが彼女たちの作戦目的だった。
極星帝国の魔剣士たちと遭遇戦になった。激しい戦いのすえ、敵の撃退に成功したが、双子の妹は戦死していた。彼女自身も、敵味方が繰り出した儀式魔術の爆 風に巻き込まれ、手傷を負い、気絶してしまった。仲間に回収され、目が覚めたときには、日本のWIZ-DOM地下拠点にいた。
その後、彼女は研究室にこもりつづけている。
自分自身の半身を失った。その傷が癒えるまではしばらくかかるだろう。

 

 極星帝国が支配する別の地球に、平行存在としての妹が生存していることを、彼女はまだ知らない。