2009年7月19日(日)、愛知県の中心地である名古屋は名駅ガーデンビル中央店第1会議室で、「アクエリアンブロックトーナメント2009中部ブロック決勝大会」が行われました。
暑い日が続く名古屋の街ですが、中部ブロックを中心に多くのプレイヤーが会場に集結！
ブロックトーナメント最後となるこの名古屋で、果たして誰が優勝したのでしょうか？

まず最初に行われた当日予選大会には、中部ブロック在住のプレイヤー12名が参戦。
決勝大会への出場権利を掛けて熱い対戦を繰り広げます。
当日予選大会では6勢力のデッキが均等に出揃っていた模様。
スイスドロー3回戦の予選の末、合計5名のプレイヤーが決勝に進出です。

そしていよいよ決勝大会がはじまります。
決勝大会では、ほぼ同数で「極星帝国」中心のデッキと、「WIZ-DOM」中心のデッキが並びました。
次いで多かったのが「ダークロア」中心のデッキ。
その後を「イレイザー」中心のデッキ、「E.G.O.」中心のデッキ、「阿羅耶識」中心のデッキと続きます。

最終戦となった6回戦目を1番卓で迎えたのは「いぬも」さんと「AVG」さん。
ダークロアのブレイクカード「悪魔“ゴモリー”」と、パーマネントカード「グラスデモン」を組み合わせたコンポを中心に、強力なダークロアのネームレベルブレイクで構成されたデッキで挑むのは「いぬも」さん。
一方の「AVG」さんは、「E.G.O.」のスチューデントアイコンを中心に、様々なカードで相手の盤面をコントロールして攻め込むデッキです。
先に動いたのは「AVG」さん。先攻3ターン目、「AVG」さんは「ディメンション・ストレイナー“湯上谷 舞”」をブレイク。
さらに続けてプロジェクトカード「エクリプス」を2コストで使用宣言。
場に存在する全てのキャラクターの精神力が-2されます。
ブレイクカードの存在しない「いぬも」さんの場はパワーカードが0枚に。さらに「バイト少女」でドロー＋1をもつキャラクターをブレイクされ、「いぬも」さんの展開が苦しい状況に。
「AVG」さんはさらに先攻4ターン目には「斎木インダストリー代表取締役社長“斎木 麗名”」をブレイクし、そのアビリティで「ピュア・ブライトネス“一色 真純”」をデッキから手札にいれます。
後攻4ターン目、「いぬも」さんも負けじと「悪魔“パイモン”」をブレイク。次のターンに備えようとします。
先攻5ターン目。一気に「ピュア・ブライトネス“一色 真純”」と「フェザーライト“羽生 美輝”」をブレイクし、一気に「いぬも」さんを攻めます。
しかし2回の「いぬも」さん自身へのアタックは、なかなかダメージ置き場にカードが置かれません。
後攻5ターン目「いぬも」さんはここで、「ヴァンパイア・ハイブリッド“夜羽子・アシュレイ”」を「AVG」さんの場に存在するパワーカード0のスチューデントアイコンのキャラクターへブレイク宣言。
対する「AVG」さんはこのブレイク宣言にレスポンスし、「フェザーライト“羽生 美輝”」のエフェクトを使用し、ブレイク先のキャラクターを捨て札に。
大型ネームレベルキャラクターのブレイクは阻止しましたが、パワーカードが少なくなってしまった「AVG」さん。
チャージを持つキャラクターも、ダメージ置き場プロジェクトカード「隕石」の効果などによって少なくなっており、苦しくなってきます。
続く後攻6ターン目。「いぬも」さんは3コスト支払い、ブレイクカードを使用宣言。出てきたカードは「ヴァンパイア・ハイブリッド“夜羽子・アシュレイ”」。
この宣言に対して「AVG」さんはレスポンスは行わず、ブレイクが成功。
さらに続けて、「エルヴン・ハーミット“シルマリル”」をブレイク宣言。
エフェクトを無効化できる強力なキャラクターに、「AVG」さんはレスポンスし、「フェザーライト“羽生 美輝”」のエフェクトを使用宣言して、「エルヴン・ハーミット“シルマリル”」のブレイクを失敗させます。
更に「AVG」さんは「ディメンション・ストレイナー“湯上谷 舞”」のエフェクトを使用し、「フェザーライト“羽生 美輝”」のエフェクトを曲げ、「ヴァンパイア・ハイブリッド“夜羽子・アシュレイ”」の攻撃力と耐久力を-5し、捨て札にします。
しかしながらパワーカードの枚数に苦しむ「AVG」さん。「いぬも」さんは「AVG」さんが「フェザーライト“羽生 美輝”」のエフェクトを使用宣言しなければならないブレイクカードを囮にして、「フェザーライト“羽生 美輝”」のパワーカード枚数を減らし続けます。
結果、「AVG」さんは「いぬも」さんを攻めることができず、デッキが尽きてカードを引くことができなくなり、ゲーム終了。
見事、「いぬも」さんが優勝しました。おめでとうございます。
しかし「いぬも」さんは昨年度日本王者であり、既に「アクエリアンエイジチャンピオンカーニバル」への出場権は獲得済み。
よって権利は繰り下がり、最終戦で「いぬも」さんと熱い戦いを繰り広げた準優勝の「AVG」さんが出場権を獲得しました。

サイドイベントの「アクエリランブル」にも、大勢のマインドブレイカーが参戦。
いろいろなデッキを持ち寄って、みなさんランブルを楽しんでいたようです。
「アクエリランブル」終了後には恒例の楽しみ抽選会。
様々な景品が登場し、1つ1つ発表されるごとに皆さんのテンションもクライマックスに！
「アクエリアンブロックトーナメント2009中部ブロック決勝大会」にご参加いただきました皆様、誠に有難うございました。

コメント：
グラスデモン+ゴモリーで相手のファスト・プロジェクト・パーマネントを無力化、夜羽子でブレイクに対応します。
シルマリル+アルテミス・ボウで倒されにくく、突破力のある攻撃をします。
全部並ぶ様な都合の良いことはあまりないので引いたカードで臨機応変に生きたいです。
あと、ナイスメガネ