ども。今回はもうじき発売のプレミアムエクスパンション『麗しのカシオペア』の開発エピソードなんかをお話しようかと思います。
通常のエクスパンションとはかなり趣向を変えているこのカシオペアですが、意外に苦労したのがエクスパンション名です。
通常製品は獣帯十二星座(もしかしたら十三?)をモチーフにしているので、ある程度先までおぼろげなイメージは考えてあるのですが、カード総数からSPからなにから通常エクスパンションとはかなり異なるということで、タイトルは十二星座から離れようということになりまして。
それ系だとすでに「オリオンの少年」があったので、イラスト重視ということもあり今度は女性っぽい雰囲気で……などと考えながら星座を調べてみたわけです。
が、いざ調べてみると女性的イメージの星座の少ないこと。
今回のモチーフに選んだカシオペアとあとはアンドロメダぐらいしかないんですな。
でもってこのカシオペアとアンドロメダ、実は親娘でして。
アンドロメダが生贄に捧げられるところをペルセウスが助ける神話は有名ですが、そもそも何故アンドロメダが生贄に捧げられることになったかというと、母親でありエチオピアの王妃であったカシオペアがその美貌を自慢したのがアテナだのアフロディーテだのの女神の怒りに触れて、女神たちの要請で海の支配者ポセイドンが海獣(これも鯨座という星座になってます)に海を荒らさせた、と。その神々の怒りを鎮めるために海獣に娘のアンドロメダを生贄として捧げることに……というまことにもって理不尽な話。
ですがまあカシオペアが美人だったのはとりあえず間違いないということと、好評だった場合に続編を出す可能性ありということで娘より母親を先に、ということで『麗しのカシオペア』というエクスパンションタイトルに決定した次第です。
|