ども。今回は先日先行発売になったタウラスの猛襲の開発秘話など。
先行発売で手に入れた方はお気づきかと思いますが、今回SagaIから復活したカードがけっこうあります。しかもいわゆる再録ではなく、SagaIIのバランスに合わせてちょこっと手直ししたカードが。
開発チームでは区別するためにリニューアルなどと呼んでいます。
で、このリニューアル能力自体はけっこう思いつくしバランスをとることも原型ががあるのでそう難しくはないのですが、苦労するのがカード名称です。
リニューアルといっても別カードですから同じ名前にするわけにはいかず、だからといってまったく関係ない名前というわけにもいかない。
妖刀村正→村正
妖精の輪→フェアリーサークル
なんてのはすっきり決まった方ですが、ネームレベルキャラクターの肩書きがツラい。
オッドアイ→オッド・アイ
「・(ナカグロ)」を入れただけといういかにも苦しい(笑)
しかもこの万城目千里は今回二段ブレイク化したので二段目の肩書きも考えないといけなかったんですね。
オッドアイというのは片目とか 金銀妖瞳(ヘテロクロミア)という左右の目の色の違うことを意味してるのですが、「オッド」には奇数という意味がありまして。その派生で「プライム」という単語にたどり着きました。
これには根本的とか優秀とか意味があるのですが、数学では素数をあらわします。素数というのは1とその数字自体でしか割ることのできない数のことをいいまして、とうぜん2で割ることのできる偶数は含まれないので必ず奇数なわけです。
とこういった理由ともいえない理由をつけて肩書きを捻り出しているわけですが、いつかもし万城目千里が三段ブレイクになる日がきたら、また数学系の解説書を呼んで適当な単語をさがさないといけないわけです。
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