◆裏切り者?
カードゲームデザイナー 中井まれかつさん

 ども。今回のスタッフコラムはキャラクター設定の話を、というお題をいただいております。
 まあキャラクターは大勢いるものの、いざとなると選ぶのが難しいもので。そこで、キャラショーやブロックトーナメント地方決勝のオマケのトークショー(とは名ばかりの雑談)でけっこう質問の多かった、勢力変更キャラクターについて書いてみようかと思います。
 SagaIからSagaIIになって勢力が変わったネームレベルキャラクターは何人かいるのですが、ィアーリスについては以前コラムに書きましたね。
 これに似た感じなのが、「ティタニア」です。
 キャラショーで
「どうしてティタニアはダークロアを裏切って極星帝国にいったんですか?」
 と聞かれました。
 が、実はSagaIは「ティターニア」。SagaIIは「ティタニア」。似て非なる別人です。
 とはいうものの、どちらも妖精の女王であり、その能力のコンセプトが
「なんかフラフラ遊びまわってて小馬鹿にされてる感じ」
 というところも共通です。
 極星帝国側の地球ではダークロアがダークロアとして成立する以前、WIZ-DOMや阿羅耶識が出現する以前の段階でこちらの地球と歴史が分岐しているので、妖精が人間に狩られることもなく、「アルフハイム」として一大勢力を保っています。
 ですから、本来同じ存在である妖精の女王でも、人間を避けた隠れ里の女王と、立派な七王国のひとつに数えられる国の女王では、性格や能力には当然違いが出てきます。
 その結果、「ティターニア」と「ティタニア」として別々に存在するようになったワケです。
「ディーヴィ」「デーヴィ」と同じく、キャラクターからいきなり一段目を飛ばして二段ブレイクできないように、という仕様上の理由もあったりしますが。
 これと逆に、正真正銘本人が勢力を移動した例が、どちらも大天使格の「ガブリエル」と「ルシフェル」です。
 ルシフェルは以前から多段ブレイクの途中で突然勢力が変わるという変わりダネではありましたが。
 勢力を移動した理由にはイレイザーあるいは天使という存在が各勢力に成立前後で及ぼした影響があるのですが、これはちとネタとしてかなり面白いので小説かなんかにとっておきたいなあ、ということで今回はこの辺で。


COMMENT

愛用のグラサン。
1500円くらいだったかな。

http://www.ops.dti.ne.jp/~marekatu/index.html


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