
アクエリアンエイジ フラグメンツ~望刻の塔~ 断片6
断片6 思えば奇妙な状況。 はるか紀元前に存在した、石とレンガ造りのジッグラト。それが今、東欧に再現されている。 最上階には、それぞれ独自の進化をはたし...

アクエリアンエイジ フラグメンツ~望刻の塔~ 断片5
断片5 念動力で自分自身を持ち上げて、藤宮真由美は巨大な塔の頂上近くに降り立った。 塔の外周にらせん状に巻きついている回廊をしばらく道なりに進むと、塔の内部...

アクエリアンエイジ フラグメンツ~望刻の塔~ 断片4
断片4 エレベーターのドアが開いた。 エントランスから、両開きの重い扉を開くと、そこは屋上ヘリポートだった。 白い駐機指示のペイントがアスファルト敷きの床に...

アクエリアンエイジ フラグメンツ~望刻の塔~ 断片3
断片3 深夜。 そして無人。 非常口を示すグリーンの誘導灯だけが、無機質に光っている。 斎木インダストリー本社ビル。その広大なエントランスホール。 ...

アクエリアンエイジ フラグメンツ~望刻の塔~ 断片2
断片2 建てられて100年も経たない館には住みたくないものだ。 近頃のニンゲンどもは、新築をことさらに喜ぶという話だ。ものの価値がわからぬにもほどがあるとい...